フードバンクフェスタレポート②学生発表
フードバンクフェスタレポート第2回目は、午前に行われた学生発表についてレポートします。
最初にお伝えしておきます。(・・・長いです・・・すみません。。)
発表いただいた4団体の皆様、ご協力いただき有難うございました。
ほんの一部にはなりますが、ご紹介させてください。
まずは、食品ロス削減プロジェクトPBLのみなさん。
県内でのインタビューからボランティアに参加する学生のマッチングに焦点を当て、
フードドライブを学生だけで実施、そこで得られたアンケートをもとに分析するという内容。
最後の「就活のためだけにボランティアに参加しているわけではない。純粋に社会に貢献したい」という言葉が印象的でした。
質疑応答でも、「人間社会で必要な活動は何かという視点で頑張られることがとても大切」と激励のお言葉もあり、
今年度も実施されるPBLの皆さんへの期待も高まりました。
つづいて。
徳山工業高等専門学校の皆さんと、デジテックforYAMAGUCHI、フードバンク山口の連携による取組の発表。
この日は試験期間中となり、学生さんに代わって同校 情報電子工学科 准教授 宮﨑先生にご説明いただきました。
こちらは、エンジニアの卵である学生さんが、フードバンクの在庫管理、ありがとうWebサイトの2つを開発するという内容でした。
フードバンクの在庫管理について、実際に現在の倉庫(今回はしゅうなんステーション)を訪問した際、衝撃を受けられたそう。
倉庫を見て、彼らにはあれもこれもデジタル化できる!と見えるらしいのです。(こちらとしてはそれが衝撃です!)
会場で聞いていたフードバンク側も、いつもお手伝いいただいているボランティアのみなさんも、前のめりで拝聴体制。
質疑応答でも、現場側と開発側の思いがぶつかり、今後への期待値が広がりました。
ありがとうWebサイトについては、受け取り団体様から記事を簡単にUPでき、事務局がその確認と承認ができる仕組み。
今後こちらも活用させていただく予定です。
そして。
フードバンク山口下関地区と連携いただきました梅光学院大学の取組み「まなたび」についての発表。
今回は学生さんのかわりにフードバンク山口、下関地区の大城理事がご説明。
学生さんたちが配布会、パントリーに参加し、学生主体のフードドライブ、また学生生協と協力して、学祭にて賞味期限間近の食品を利用し模擬店を行うなど活動されたそうです。
フードバンクに食品がくる→たくさんの人が助かる【嬉しい】=たくさんのフードロスがある【残念】
この活動を通して、自分が本当に食べられるのか必要なのか購入時に考えることがフードロスに繋がるという内容でした。
最後は。
デジコン下関参加学生のみなさんです。デジタルやデザインを用いたソリューションの提案をするコンテスト、デジコン下関。今年のテーマはフードロス。
まずは、下関の学生の現状(67人にアンケート)からその約4割が食材を余らせたり賞味期限がきれるなどしている、全体の7割が孤食である等の背景を踏まえ、
家庭から発生する直接廃棄を何とかして消費してもらいたい、みんなで楽しくおいしく消費したい、という課題を設定、ソリューション案としてアプリの作成、実際にそのアプリを使っての課題を発表していただきました。
大量生産大量消費の社会の仕組みの中で大きな問題もありながら、個々で農家さんとのつながりを持って問題解決につなげようとするところに評価がありました。
どの発表も大変興味深く、長く大人社会にひたっていると、若い学生さんたちがどのような想いで、どんな活動をされていて、どれだけデジタル化がすすんでいるのか、
なかなか知る機会も少ないのではないだろうかと思います。
今回のフードバンクフェスタの学生発表においては、
企業さんやボランティアさん、大学生など幅広い業種の方と関わることができた。
学生の,取り組み姿勢が垣間見得て刺激があった
同じ大学生が人のために頑張っている姿を見て、自分も頑張ろうと思えた。
休憩時間に徳山工専の方々と話すことができて良かった。
発表のバラエティが豊富で面白かった。色々な立場の方が、発言していたのがとても良い。
フードバンク活動に関わる様々な分野の方々の参画が得られたことがよかった。
このようなアンケートの回答がありました。
会場にいた皆様、オンラインでご参加された皆様にも大変響く内容となり、
フードバンクフェスタに彩を加えていただいたことに心から感謝いたします。
発表された皆様、ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。